傷物語「こよみヴァンプ」読了 2023/06/20 14:28 Share on Facebook Copy URL 신고 傷物語「こよみヴァンプ」読了お聴きくださった方、ご清聴ありがとうございました※以下ゴリゴリにネタバレがあります傷物達による物語、傷物 語り、めっちゃよかったですねこの前日譚がありながら化物語で阿良々木君が戦場ヶ原さんを選んだ、逆を言えば羽川さんを選ばなかったことの""重み""が読む前後でガラリと変わりました物語シリーズ、個性豊かな登場人物とその軽妙洒脱な掛け合いもさることながら、個人的には怪異に伴う予想外の真実とそれを取り巻く人々の感情が好きですキスショットの阿良々木君への思いや、阿良々木君のキスショットへの思いそして羽川から阿良々木君への思い良い......(語彙力の消失)終盤、キスショットが阿良々木君に吸血鬼として永劫の夜を共に生きることを提案する場面、ぼくの頭には阿良々木君が彼女を選ぶ世界線も確かに浮かびましたから「お前が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいい――お前が今日を生きてくれるなら、僕もまた今日を生きていこう」この誓いがあるうえでの阿良々木くんと忍ちゃんの今後の関係性に思いを馳せますこれは傷の舐め合いではなく絆あるいは感傷ぼくのリスペクトする方のお言葉に「無傷の人生はない。楽しく怪我しましょう」という言葉があって擦りむいた傷が挑戦の証なら、阿良々木君の首筋の傷もまた彼の弱さ、そして強さの証とも言えますたくさん傷ついて、ぼくらは大人になる