音楽理論講座 2024【その5】

音楽理論講座 2024【その5】

【度数について①】
 ここからは「度数」の説明に入ります。

 度数は音楽理論を学ぶ上で、あらゆる場面で必要になる必要不可欠な知識です。度数を確実に理解すれば音楽理論は制覇出来ると言っても過言ではありません。
 ノートに整理するなどして自分なりに分かりやすい鍵盤の図を書いてみるのも良いと思います。

 度数は「ディグリー」とか「インターバル」という表現で使われる事もあります。
 簡単に言うと「ドレミファソラシド」を数字で表したのが度数です。
 通常は「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ、Ⅶ」のようにローマ数字を使って表記しますが、コード表記では算用数字を使います。

ド → 1度(Ⅰ)
レ → 2度(Ⅱ)
ミ → 3度(Ⅲ)
ファ → 4度(Ⅳ)
ソ → 5度(Ⅴ)
ラ → 6度(Ⅵ)
シ → 7度(Ⅶ)
ド → 8度(Ⅷ)
レ → 9度(Ⅸ)
ミ → 10度(Ⅹ)
ファ  → 11度(Ⅺ)
ソ → 12度(Ⅻ)
ラ → 13度(ⅩⅢ)
シ → 14度(ⅩⅣ)
ド → 15度(ⅩⅤ)

 「ド」を基準にした時、「ミ」の音は「ド」から3度上、「ソ」の音は「ド」から5度上の音という見方をします。
 オクターブ上の「ミ」ならば基準となる「ド」から10度上の音という事になります。

 ここで注意していただきたい点がひとつあります。 ここに挙げた度数は「ド」を基準にした場合の度数の数え方です。
 では、「ミ」の音を基準にした場合はどうなるでしょうか?
 「ミ」の音が1度になるので「ファ」が2度、「ソ」が3度となります。

Comments