taka_add9のプチ音楽講座その8 2022/03/08 17:56 Facebookでシェア URLをコピー 報告 taka_add9のプチ音楽講座その8メジャースケールの解説の中で「全音という間隔」「半音という間隔」という説明をしましたが覚えていますか?この「音と音の間隔」を「音程(ピッチ)」と言います。音楽の会話の中で「音程が違う」とか「ピッチが外れている」と言う使われ方をしますが、そもそもは「音と音の間隔」を表わす単語です。そして、この「音程」を説明する時に用いられるのが「度数(ディグリー)」とか「インターバル(距離)」と言われるものです。Cメジャースケールを例として説明します。簡単に言うと次のようになります。CからCの間隔が1度CからDの間隔が2度CからEの間隔が3度CからFの間隔が4度CからGの間隔が5度CからAの間隔が6度CからBの間隔が7度Cからオクターブ上のCの間隔が8度最初のCとCは同じ音なのてすが、度数には「0(ゼロ)」という考え方は無いので1度となります。これがDメジャースケールになるとDが1度になりオクターブ上のDが8度となります。Dメジャースケールの場合D→1度E→2度F#→3度G→4度A→5度B→6度C#→7度D→8度本来、度数を表記する時は「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ・・・」のようにギリシャ数字を用いるのが一般的ですが、ここでは算用数字を使って説明します。オクターブより上は続けて「9、10、11・・・」とする場合と「オクターブと2度、オクターブと3度・・・」とする場合がありますが、ポップスの世界では「9、10、11・・・」が一般的です。C7とか、Cadd9というコードで使われる数字はこの「度数」を示しています。「度数」を理解するとコードを見ただけで構成音を読み取る事が出来ます。ここで説明した度数は、あくまでも簡易的な考え方で、実際にはもっと細かくなっています。次回は「度数」についてもう少し詳しく解説します。